ソーシャルレンディングが高利回りな理由

ソーシャルレンディングが高利回りな理由

ソーシャルレンディングの投資は、銀行の普通預金や定期預金と異なり、高利回りが期待できますが、元本保証がありません。また、投資先が経営がうまくいかなくなってしまうと、延滞が発生したり、投資資金が返ってこなくなるリスクもあります。
また、ソーシャルレンディングを提供している会社自体が経営危機に陥るリスクも存在しています。業者の資産と顧客から預かっている資金は、分別管理をしていることになっている業者が多くなっています。
しかし、業者は顧客資産の信託保全が義務付けられているわけではありません。そのため、投資家が受けている高めの利回りは、業者の倒産リスクも含まれていると言えます。
高めの利回りが可能になっている背景には、投資先が中小企業や不動産業者であることが要因になっています。

投資先は銀行から融資を受けにくい会社が多い

ソーシャルレンディングの投資案件の中には、高利回りのものであれば10パーセントを超えるリターンを提示している物件があります。
投資先は、創業後間もない中小企業や事業拡大を目指す不動産業者であることが多く、これらの企業は担保が手元に十分ないことが多く、そのことから銀行から融資を受けられないケースがあります。
そこで、個人投資家から業者が資金を小口で集め、ファンドを設定した上でリスクを分散し、複数の中小企業や不動産業者へ融資を行う仕組みを提供しています。
個人投資家は、毎月分配金を受けられる場合が多く、投資先からの高利回りを実感できます。また、中小企業などを金融面からサポートすることで、経済発展、社会貢献につながっていることを感じることも可能です。

業者が投資先に融資を行うまでのプロセス

個人投資家から資金を集めた業者は、中小企業や不動産業などから融資申し込みを受け付け、事業計画書や決算書などの経営情報が記載された書類を集めて、審査プロセスに入ります。
同時に、信用情報機関などにクレジットヒストリー照会を行って、融資候補先がこれまで行ってきた業務や過去のローンに対する返済状況、延滞の有無など、細かい経営状況をチェックします。
融資を希望する会社から受け付けた資料などをチェックしながら、業者内で審査を進めていきます。業者によっては、融資候補先企業の経営陣と直接会い、面談を行ってからローンを行うか否かの判断を行うところもあります。
これらの厳しい審査を通過すれば、業者と投資先企業が金銭消費貸借契約書を締結します。その後、個人投資家に案件として紹介されます。